大相撲の表彰式~優勝力士への表彰の順番や賞品内容などがスゴイ


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大相撲の本場所で優勝した力士に、表彰式で贈られる表彰の内容や賞品、表彰の順番など、ご紹介してみたいと存じます。

まず、相撲の本場所ですが、年に6回ほど開催されます。

1月「一月場所」は、初場所と呼ばれて国技館で開催されます。
3月「三月場所」は春場所と言いますが、大阪府立体育会館。
5月「五月場所」(夏場所)は、国技館。
7月「七月場所」(名古屋場所)は愛知県体育館。
9月「九月場所」(秋場所)は国技館。
11月「十一月場所」(九州場所)は、福岡国際センターとなります。

そして、本場所で優勝した力士に贈られる賞品は、正式には「幕内最高優勝賞品」(まくうちさいこうゆうしょうしょうきん)と呼ばれます・

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授賞式の前には、必ず起立のうえ「国歌斉唱」が行われます。

最初に贈られるトロフィーは「天皇賜杯拝戴」(はいたい)と賞状です。
いわゆる「天皇杯」ですが、相撲の場合「賜杯」(しはい)と呼ぶことが多いです。
原則として理事長が授与します。

その次に贈られるのが「内閣総理大臣杯」です。
基本的には内閣官房副長官クラスの政治家が授与しますが、たまに総理大臣本人や内閣官房長官などが現れて手渡しすることもあります。

その次は毎日新聞社寄贈の「優勝額」と賞状・金一封です。

このあと、NHKによる優勝インタビューが行われる場合があります。

次に贈られるのは海外からの「友好杯」です。

チェコ共和国友好杯からは「クリスタルグラス製カップ」、副賞としてピルツナーウェルビール1年分と賞状(以後、賞状は記載を省きます)
アラブ首長国連邦からは「アラビア伝統のコーヒーポット」と、副賞としてガソリン1年分。
メキシコ合衆国からは「友好楯」とコロナビール1年分。
ハンガリー共和国からは「トロフィー」とティーセット。
中日友好景泰藍杯として「景泰藍杯」ですが、
モンゴル国からは「総理大臣賞のトロフィー」。
ブルガリア共和国からは「優勝杯」で、国技館開催の本場所のみです。

そのあと、地方自治体や企業などからの表彰となります。

京都知事賞は「北村西望作獅子奮迅像」で、両国場所のみ。
大阪府知事賞は「トロフィー」と副賞として、ヒノヒカリ・大阪ウメビーフしゃぶしゃぶ用ロース肉・ブランデー梅酒エクセレント・天然はちみつで、大阪場所のみ。
大阪市長賞は「優勝旗」で大阪場所のみ。
愛知県知事賞は副賞のみで、ウズラ卵の水煮5万個、名古屋コーチン肉100kg 卵1800個、アサリ500kg、うなぎ、など特産品が毎年どれか選ばれます。名古屋場所のみ。
名古屋市長賞は、名古屋場所のみ。
福岡県知事賞は「トロフィー」で、副賞として元気つくし・福岡のり・あまおう1年分が、九州場所のみ。
福岡市長賞:トロフィー/賞状/副賞(明太子1年分) ※ 11月場所のみ
NHK金杯は「金杯」が贈られて、ブラス金一封。
東京新聞・東京中日スポーツ賞は「楯」と金一封で、領国場所のみ。
日本航空賞は「JALトロフィー」と金一封。
コカ・コーラ賞は「トロフィー」と金一封。
吉本興業賞は「笑いの盾」と金一封、さらに副賞として、なんばグランド花月1年間フリーパスが、大阪場所のみ。
奈良県知事賞は「トロフィー」と、ちゃんこ大和づくし300人前と金一封。
静岡県農林水産業振興会会長賞は「トロフィー」と金一封。
愛媛県青果連賞は「トロフィー」と副賞がポンジュース1500本と金一封。
酒の司大関賞は「大尽杯」と、副賞として清酒大関4斗樽と金一封。
宮崎県知事賞は「トロフィー」と副賞として宮崎牛特選肉1頭分・旬の果実1t分と金一封。
RKB毎日放送賞は「大銀盃」で、プラス金一封。
福井県知事賞は「トロフィー」と、副賞として福井梅1tと金一封。
福島県知事賞は「赤べこトロフィー」と金一封と副賞として、天のつぶ1t・福島牛・野菜と果実の詰め合わせ。
大分県椎茸農協賞は「トロフィー」が椎茸入りで、副賞としてOSK干し椎茸と金一封。

なお、当然、その本場所で、表彰主・副賞などの内容が変わる場合もあります。
例えば、かつてはフランスからもありましたが、新しい大統領が廃止すると言う政治判断が行われる場合もあります。
また、土俵上は女人禁制のため、授与する者は男性に限られています。
全部渡し終わるのには、40分以上、掛かる場合があります。

横綱は降格なし

大相撲の横綱は「グランドチャンピオン」です。

大関は、2場所連続負け越すと降格(格下げ)となります。
良く大関が負け越すと、次の場所も負け越した場合、降格となるため「カド番」と呼ばれます。
カド番で8勝以上すると、カド番はリセットされます。
なお、大関が降格直後の本場所で、10勝以上すると、特例で大関復帰ができます。

このように大関は、成績によっては降格させられてしまいますが、横綱は違います。
横綱には降格規定が無いのです。
すなわち、横綱に一度なると、原則として負けが込んでも横綱のままです。
しかし、横綱には、暗黙の了解で「勝ち」が求められますので、4敗・5敗すると、横綱にふさわしくないと自己判断をして、引退するケースが多いです。

このように、スポーツの世界で例えますと、順位が降格しないのは、非常に珍しい競技と言えます。

大相撲力士の報酬制

お相撲さんの十両以上の力士は「関取」と呼ばれ、力士が職業となります。
関取には、日本相撲協会から給与が支給されます。

十両で年収は約1622万円で、そこから税金などが引かれます。
大関で年収3723万円、横綱になると、だいたい年収4551万円です。
ボーナスや各種手当などを含むだいたいの額です。
もちろん、資格を満たせば、退職金(養老金)も支給されます。

幕下の場合には「力士養成員」と呼ばれ、序ノ口で年額42万円、幕下で年額90万円ですので、雲泥の差があります。

所得税などは確定申告して納税することになります。

懸賞金

取り組みで勝った力士に手渡される懸賞金は、1本62000円ですが、所得税や相撲協会の事務経費などが引かれて、力士に手渡される手取りは1本3万円です。

チケット

最後に簡単に観戦チケットについて触れておきます。

良くテレビにも映る、土俵際の「砂かぶり席」は、正式には「溜席」と呼びますが、カメラでの写真撮影と飲食が禁止されています。
まお、砂かぶり席は、日本相撲協会の維持員と呼ばれる会員さん(寄付者)が、本場所に「立て合える」と言う権利を得ていると言う事になり、割り当てられている席(維持員席)ですので、一般の方は購入できません。

日本固有の伝統文化を維持する「維持員」になるためには、推薦があると承認されやすいです。
なお、両国国技館での維持員としては、最低で414万円(6年分)の「寄付」が必要で、寄付金の額が高い方ほど、前のほうの席が割り当てられると言う事になります。
本人が立ち会えない場合には、代理人を立てることが可能です。

このように大相撲も、多くの人々や企業などの理解と支援によって支えられているのがわかります。

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