尼子真之介とエグザイルAKIRAさん~映画「たたら侍」の戦国武将を検証

たたら侍

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2017年5月20日公開の映画「たたら侍」(たたらざむらい)に登場する武将に尼子真之介がおります。

今回、映画「たたら侍」に登場する尼子真之介と言う武将は、実在した武将なのか?、またどんな武人なのか?を調べてみました。

まず、EXILE(エグザイル)のダンサーであるAKIRAさんが、尼子真之介を演じらる訳ですが、AKIRAさんは、過去にも戦国時代劇にて武将を演じられたご経験があります。
それは、NHKの大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」(2011年)での、豊臣秀勝役です。
豊臣秀勝と言うのは「岐阜宰相」とも呼ばれた、豊臣秀次の実の弟にあたります。


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今回は、尼子真之介(あまこしんのすけ)と言う事ですが、AKIRAさんは甲冑姿もお似合いです。
この尼子真之介は、尼子一族の残党と言う設定で、尼子勢として、たたらの村を守ってきたと言う事になります。
そして、村を出ようとする青柳翔さんが演じる伍介に対して「玉鋼」を生み出す、たたら吹きの技術を守るため、村下(むらげ)に残るべきだと訴えるようです。

さて、映画の中での尼子真之介はと申しますと、たたらの村と四周隣村を領した尼子一門最後の領主と言う事です。
尼子真之介の家は、尼子家中の中でも、鋼(はがね)の尼子と称されていました。
しかし、尼子一門でありながら、領地はわずか五ヶ村と、馬廻衆と同等の小規模領主にすぎませんでした。
ただ、尼子家は庶流もたくさんいるので、ありがち本当にある話です。
なお、嗣子がない場合には、尼子宗家から養子を迎えるのがしきたりだったとの事ですが、このように一目おかれる家でもあると言う設定です。

やがて、毛利元就らの軍勢に攻められて月山富田城の尼子家が降伏すると、家を継いだばかりの尼子真之介も村を去っていきます。

その後、尼子牢人衆は京に逃れると、織田信長を頼り、山中鹿之介らが尼子宗家の血をひく尼子勝久と蜂起して、旧領回復へと反撃します。
この時、尼子真之介も、一時は村に戻ってくると言う設定になっているようです。

しかし、播磨・上月城の戦いにて、尼子勝久は敗れて自刃、山中鹿之介は捕まったあと殺害されますが、尼子真之介も行方知れずとなりました。

そのため、たたら村は、村人たちが独自に守っていくしかなくなるのですと言うのが、映画「たたら侍」のストーリーのようです。

と言う事で、尼子真之介と言う武将は、どうやら架空の人物(創作)のようですので、実在はしなかった模様です。

見てきました

時間が取れましたので、奥さんと2人で映画「たたら侍」見てまいりました。

奥さんの感想は下記のとおりです。

何もかも中途半端。

私の感想は下記です。

・・・・・・・

卍の家紋が入っている軍勢、すなわち、主人公の仕官先として紹介されたのは、家紋からすると蜂須賀小六の部隊と言う事になります。
そして、早乙女太一さんが演じる足軽大将(雑兵頭)の武将名は井上辰之進と言う名前ですが、この武将も架空のようです。

ラストに登場する佐野史郎さんが演じる徳川家の家臣に関しては、名前すらつけられていません。
秀吉や家康は名前が劇中にでますが、他の武将をなんで架空にしてしまうのか、理解に苦しみます・・。
実名でたくさん武将を登場させれば、もっと、見に行くお客さんも増えるでしょうに・・・。
架空のため、話題にすらなりません・・。

<追記>

映画・たたら侍ですが、3週間で全館、上映打ち切りとなりました。
製作費10億円超でしたが2億円程度しか回収できていない模様です。
モントリオール世界映画祭で受賞もしている作品なのに、おかしいですね。

上映は、制作側が「中止」したと言う意向になっています。
熊吉を演じていた俳優・橋爪遼さんが、6月2日に覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事を受けてと言う理由になっています。
しかし、DVD販売は予定路線で、再編集したうえでの再上映は検討するとの話です。

その後、6月17日より再編集版が、上映再開されるとの事です。
かえって、おもしろくなっているかも知れませんね。
もう一度、見に行こうかな?

尼子氏関連はこちらに

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