花山伊佐次の唐沢寿明さん、五反田一郎の及川光博さん、水田正平を演じる伊藤淳史さん一挙紹介【とと姉ちゃん】


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NHKの朝のテレビ小説「とと姉ちゃん」の後半から登場する「あなたの暮し」雑誌社に関わる主要3名である、花山伊佐次、五反田一郎、水田正平の役どころと、演じる俳優さんをご紹介させて頂きます。
まずは、花山伊佐次からです。

花山伊佐次を演じるのは唐沢寿明さん

小橋常子が立ち上げた雑誌社の創立メンバーの1人として、大活躍するのが花山伊佐次で、唐沢寿明(からさわ-としあき)さんが演じられます。
花山伊佐次はどの様な人物なのか?モデルは?唐沢寿明さん自身はどんな方?という疑問に、今回お答えしようと存じます!

まず「とと姉ちゃん」における花山伊佐次の役柄についてです。


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花山伊佐次は小橋常子が作った雑誌社の編集長となる人物です。
天才とも呼ばれる程の編集力があり、小橋常子と二人三脚で雑誌「あなたの暮し」を作り上げて行きます。

実在モデルは花森安治さんです。
花森安治さんは高校生の時に発行した学校誌で類まれな編集力を開花し、東京帝国大学(東京大学)時代では大学新聞を手掛けて能力を磨いていました。
戦時中は「欲しがりません、勝つまでは」などのキャッチコピーなども手掛けたとも?されていますが、終戦を迎え、就職した新聞社ではイラストレーターとしての仕事ばかりだったと言います。
一方で、小橋常子の実在モデルである大橋鎮子さんは、入社先の編集長に雑誌社を立ち上げたいと相談します。
そこで紹介された編集長の旧友が花森安治さんでした。

花森安治さんは当時、広告会社の立ち上げに参加しておりましたが、大橋鎮子の熱意を受けて引き抜かれる形で会社創立に参加をしたそうです。
あくまでモデルですので、ドラマではどの様に小橋常子と出会い、雑誌を刊行させてゆくかのストーリーに期待ですね。

そして花山伊佐次を演じるのは大御所俳優である唐沢寿明さんです。
京都出身で現在52歳。
ドラマ「白い巨塔」での財前教授役を代表作とする役者さんですね。
最年少の16歳で東映アクションクラブに在籍。
特撮番組のスーツアクターや裏方の仕事をしていましたが中々人気が出ず、苦しい生活を送っていたそうです。
1992年ドラマ「愛という名のもとに」で演じた好青年でブレイクし、以降若手俳優として人気を得ます!
女優の山口智子さんとはNHKの連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」の共演だったそうで、今回の出演もゆかりのある作品と言えますね。
趣味は車で、耐久レースに出る程の熱心ぶり!
普段はおどけて話をするなど気さくな性格な方ですが、役に対してはかなりストイック。
唐沢寿明さんであればカリスマ性が溢れた魅力のある編集長を演じてくれそうですね!


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五反田一郎の及川光博さん

その小橋常子が創設した雑誌社に登場する編集者として、及川光博さんが演じる「五反田一郎」というキャラクターがいます。
彼は編集長の谷誠治と共に小さな会社を切り盛りしています。

編集者として能力は高く、小橋常子の仕事をサポートする上司としての尊敬出来る一面もあれば、綺麗な女性を見ると、ついつい声を掛けてしまう「女好き」と言う変わり者の設定です。
小橋常子も被害者?になってしまうのでしょうか?
ですが、五反田一郎本人は陽気な性格で、人当たりが良いので何故か嫌いになれない、そんな人物だそうです。

後に小橋常子が立ち上げる雑誌社で、古くからの友人である天才編集者の花山伊佐次を紹介する重要人物にもなる存在です。
五反田一郎のモデルとして描かれているのは、小橋常子のモデルである大橋鎭子さんが勤めた新聞社の編集長であった田所太郎さんとの事です。
性格は描かれている五反田一郎とは正反対で、実在の田所太郎さんは大変な愛妻家でした。
大橋鎮子に旧友である花山伊佐次のモデルである花森安治を紹介する事は物語と同じ役回りとなっているようです。
田所太郎さんは花森安治さん同様に東京帝国大学(東京大学)を卒業している優秀な人材で、国策として出版物を検閲する「日本出版文化協会」にて、日本読書新聞の編集長をしていました。
その時、編集部に入社してきたのが、とと姉ちゃんの主人公である小橋常子のモデル・大橋鎭子(大橋鎮子)さんと言う事になります。

田所太郎さんが出征すると、その田所家の家族を、大橋鎭子(大橋鎮子)さんの疎開先に受け入れてあげて、その3日に後に空襲で田所家の住宅が焼失すると言う被害もありました。
この疎開の事で感謝していた田所太郎さんは大橋鎭子(大橋鎮子)さんの雑誌創刊に、快く協力したのです。
しかし、愛妻の死や日本読書新聞の不振に苦しんだようで、1975年6月6日、田所太郎さんは自宅にて自殺されてしまいした。

さて、そんな愛妻家とうって変わって、女好きのキザな役を演じるのはミッチーこと及川光博(おいかわ-みつひろ)さんです。
確かにキザな役といえばこの方!と納得してしまうのは私だけでしょうか?
一重の切れ長の目に、薄い唇が特徴的ですね。
「マツモトキヨシ」のCMでの王子様を演じたキャラが個人的には衝撃的でした。

自身を王子様と呼ぶほどの突き抜けている陽気なキャラで人気ですが、真面目でストイックな面もありますよね。
及川光博さんは、なんと大学では法学部に在籍し、法律を学んでいたとか。
芸能界入りは歌手デビューから。ライブでは演出を自身で手掛けるなどのエンターテイナーとしての才能もあります。
98年からドラマ、映画などで俳優活動を行っており、キザなエリート刑事を演じたドラマ「相棒」でも注目されましたよね。
また今作の旧友、花村伊佐次演じる唐沢寿明さんは、「アニキ」と呼ぶ程に仲が良いそうです。
今回の五反田一郎は陽気なキャラクターや仕事を器用にこなすなど、実際の及川光博さんと共通する点もありますね。
俳優としての真面目な面もですが、ミッチー節を活かしたキャラクターにも期待してしまいます。


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水田正平を演じる伊藤淳史さん

このページの最後には、水田正平(みずた-しょうへい)を演じる伊藤淳史(いとう-あつし)さんをご紹介したいと思います。
はじめに伊藤淳史さんが演じる水田正平とはどんな役どころか気になりますよね?という事で調べてまいりました。

水田正平は商社で経理職をしていた際に「第2次世界大戦」が始まり従軍した経験を持ちます。
モデルとなった実在人物は横山啓一さんです。
戦争終了と共に軍務を解かれ、帰ってくるも新しい職に中々就けない状態でした。
そのため、生活のためにと敗戦直後に開かれていた闇市の露店商組合で、商社時代の職歴を生かし「経理」として働いていました。
その時、高畑充希さん演じる小橋常子に出会います。
その後、小橋常子が新たに立ち上げる雑誌社にて、水田正平は経理担当として抜擢される事になる創立メンバーの1人という役どころだそうです。
実在の横山啓一さん、ちょっと遅れて経理として入り、のち、2女の大橋晴子さんと結婚なさっています。

では水田正平を演じる伊藤淳史さんはどんな方?という事で、経歴も紹介しちゃいます。

伊藤淳史さんは、1983年生まれの千葉県出身で現在32歳。
小さな時から子役として活動し「とんねるずのみなさんのおかげです」の木梨憲武さん扮する「仮面ノリダー」に「チビノリダー」として脚光を浴びました。
また、今回出演するNHKでは大河ドラマ「義経」で弟さんである俳優の伊藤隆大さんと共演をしたことも。

そんな伊藤淳史さんの代表作といえば、電車内で知り合った女性と恋に落ちる事になる純朴なオタクを演じた「電車男」ですよね。
最近では、いきなり医療チームの調査を任せられる事になる、お人よしの心療内科医役を「チーム・バチスタの栄光」シリーズなども有名な作品です。
2015年公開の「映画 ビリギャル」では、主役の偏差値30以下の高校生を、慶応大学に入学させる事になる塾の担当講師を演じました。
そして、伊藤淳史さんが日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、名実ともに実力のある役者さんです。
伊藤淳史さんは役柄のイメージと同じで、普段でも人柄の良い俳優さんという印象です。
今回の朝ドラの役どころでは、商社出身の経理担当。
一般の経理職さんと言うと、きっちり、てきぱきと仕事をこなす、少しお堅い人のイメージですが、伊藤淳史さんの持ち前の優しい口調と笑顔で、目まぐるしく忙しい雑誌社の中において、場を和ませるムードメーカーとして活躍して欲しいですね。

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