俳優・歌手の吉川晃司さん「ご先祖様」は戦国大名の吉川氏?

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吉川晃司さん

吉川晃司(きっかわ-こうじ)さんは広島県広島市府中町の出身。
1984年「モニカ」で歌手デビューしてアイドルの仲間入りをし、1985年には日本レコード大賞・新人賞など総なめし、第36回NHK紅白歌合戦にも出演したスーパースターです。

吉川さんの実家は、広島の中心部で吉川旅館を営んでいたようですが、原爆投下前に疎開したので難を逃れたと言います。
吉川晃司さんは中学生の部活から水球をはじめ、高校では日本代表・2年連続日本高校最優秀選手に選ばれたが、高校3年のときに推薦で慶応大学に決まっていた進路も蹴って芸能界入りしたと言う事です。

2009年のNHK大河ドラマ「天地人」では織田信長の役を演じ、2013年の八重の桜では西郷隆盛の役を熱演しました。
ドラマ「下町ロケット」では帝国重工の財前道生を演じ、2022年連続テレビ小説「舞いあがれ!」(福原遥さん主演)では、航空大学校の大河内守教官 としてお馴染みです。

そんな吉川晃司さんのご先祖様は、戦国時代に活躍した吉川氏(きっかわ-し)とされているようです。


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まず戦国時代の吉川氏ですが、吉川経家と吉川元春が有名です。

吉川経家(きっかわ つねいえ)は石見・福光城主の石見吉川氏で、先祖は藤原南家・工藤氏流の入江氏になります。
平安時代末期に藤原為憲の曾孫が駿河国入江荘(静岡県静岡市清水区)に入り、一族の吉川経義が駿河国吉川荘の吉河郷(吉川郷)に住んだのが始まりです。
1221年(承久3年)の承久の乱で武功があり、安芸国山県郡大朝荘(広島県北広島町大朝)を加増されて土着し、宗家の安芸・吉川家、石見・吉川氏、播磨・吉川氏、駿河・吉川氏、境氏・吉川氏へと分かれました

戦国時代に入り、宗家の吉川興経は安芸・吉田郡山城の毛利元就に屈し、吉川元春(毛利元就の次男)を養子に迎えて隠居。
毛利家が吉川家を掌握した。
そのため、吉川経家の石見・吉川氏などの一族も毛利家に臣従したと言うことになります。
吉川経家は鳥取城の戦いにて城兵の助命を条件に降伏し切腹し名を馳せました。

一方、吉川元春は兄の毛利隆元、弟の小早川隆景と共に毛利家を支えた名将です。
毛利家の先祖は鎌倉幕府の有力御家人・大江広元の4男が相模国毛利庄(神奈川県厚木市)を領し、南北朝時代に吉田郡山に移っていました。

1600年、関ヶ原の戦いで毛利家は石田三成に味方しました。
ただし、直接、徳川勢と刃は交えておらず、吉川広家も布陣しましたが「弁当を食べている」として、石田三成の命を無視して動かない間に徳川家康が勝利しました。
西軍についた毛利家は周防国・長門国2国へと減封となり、吉川氏は周防・岩国城にて岩国藩(6万石)の領主となりましたが明治維新まで続いています。


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このように吉川氏も色々と分家が多いのですが、とても渋くてカッコいい役者さんである吉川晃司さんのご先祖様になるのでしょう。

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