ドラマの主役・ヒロイン「オーディション」はどんな試験内容なのか解説

古今亭志ん生





NHKの朝ドラ、連続テレビ小説では、放送内容が決定しますと、ヒロイン・主役などを、オーディションを行って人選する場合があります。
毎回とは限りませんが、だいたい、半分くらいのドラマでは、オーディションを行っているようです。

このNHK朝ドラのオーディションは、一般人が参加できるケースはほとんどありません。



応募資格としては、日本人の役の場合、まず「黒髪」であることが大前提です。
そして、NHKに登録している芸能事務所・劇団などに所属していなければなりません。
あと、役柄によっては、応募できる年齢幅が決められることが多いです。
子役のオーディションでも、はやり、NHKに登録している養成所・芸能事務所などに所属していないと、参加できない場合が大半です。
これは、実際に選出された場合に、契約面や出演スケジュール調整など、出演する側もマメジメントができないと、撮影に支障が出てしまうため、素人が気軽に応募できるようにはなっていません。

オーディション開催の案内は、NHKに登録している事務所・劇団などに、その都度、届きます。
そして、応募した場合には、まずは「書類選考」が行われます。
NHK朝ドラの場合、1回のオーディションで、2000名~3000名くらいの応募があります。

書類選考に合格した俳優さんは、1次審査に呼ばれます。
指定された日時に行き、だいたい、5人1組の面接形式です。
1次を通過すると、2次審査になります。
2次審査では、個人または少人数グループでの面接になることが多いです。
そして、だいたい10名くらい選抜し、最後には、カメラテストが行われます。
セットの前で、実際にセリフがあるカメラ撮影の審査ですね。
そして、1ヶ月くらい後に、合格通知が届くと言う感じです。

誰でも試験では緊張すると存じますが、緊張したから、ドジばかりでは、撮影も進みません。
そのため、緊張していても、演技を遂行できる能力も、試される訳です。

もちろん、有名な女優さん・俳優さんも、主役を求めて、応募します。
しかし、よくテレビで拝見する女優さんでも、なかかな、朝ドラでは抜擢されないケースも多いです。

理由としては、その「役どころ」があります。
例えば、英語がペラペラと、流ちょうに話せる必要がある・・。 (英語スピーチ)
音楽に合わせて、うまく歌う必要がある 。(歌唱力)
ギターが弾ける必要があるなど・・。

そのため、たまたま、自分に適している内容のドラマであるなど、そのようなタイミングの問題もあります。
また、オーディションを受けて、ヒロインの座は逃した場合でも、合致すれば、妹役や友人役などで、抜擢されるケースも多いようです。



例えば、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」は「子供服」を作るドラマでしたので、最終的にヒロインに選ばれた芳根京子さんが、面接の部屋に入ると「裁縫道具」があり、雑巾を縫うと言う試験があったそうです。
針に、糸を入れるところから、試験の内容だったようで、その時のしぐさなどがテストされた模様と存じます。
あまりにも不器用でしたら、立派な女優さんでも、ドラマで絵になりませんのでね。
ちなみに「とと姉ちゃん」のオーディションでは、イメージが合わなかったのか、芳根京子さんは一次で落ちています。

オーディションでは、演技力などが試されるのはもちろんですが、このようにドラマの内容によって、試験内容も様々です。
そのため、事前に、どんなドラマの話で、どんな役どころなのかを、しっかり「リサーチ」することが、大切なようです。
そして、審査員から求められる人物像になれると、合格する可能性が高くなると言う事です。
もし、小説や原作がある場合には、必ず、どんなストーリーなのか調べたいところですね。

俳優業だけでなく、どんな仕事だとしても、その仕事に対して、中途半端であったり、真剣味が欠ければ、成功を収めることはできません。
可愛い顔をした女優さんでも、すごく強い意志を持って、日々努力をなさっておられます。
そのように、自分に厳しく、あきらめずに頑張れる、極僅かな人だけが、栄冠を掴めるのが、オーディションと言えます。

たかだドラマ研究家

投稿者プロフィール

テレビドラマ・アマチュア研究家のたかだと申します。
時代劇などドラマの研究を行っております。

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