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小田急電鉄株式会社さんが、2016年12月28日から、小田急の複々線化事業の内容や効果をお知らせするPRを展開しています。
その一環として「HELLO NEW ODAKYU!」をキャッチにした第1弾CM動画に、モデルで女優の双子、MIOさんとYAEさんを起用しています。
その後、テレビのCM(コマーシャル)でも、度々拝見できるようになりました。
2018年上期NHK朝ドラ「半分、青い。」にもメイドの2人「ツインズ」として登場しています。

小田急線の駅に貼られているポスターなどでもおなじみですが、まずは、ともあれ、下記の30秒動画をご覧いただけますと幸いです。
※動画、削除されてしまいました。

このお二人は二卵性双生児の双子さんで、ミオさんが姉でヤエさんが妹だそうです。
YAE(ヤエ)さんとMIIO(ミオ)さんの誕生日は、もちろん同じで、1995年10月5日。
身長も同じで152cm、出身地も同じで東京都、血液型も同じでA型、趣味も同じでダンスと料理との事。
過去にはタンスにゴンゴンのCMや、ユニクロのポスターにもご出演されていたようです。

【情報解禁】
地上波にて、
KINCHO【タンスにゴンゴン】「知りとーなかった編」のCMに
MIOYAEで出演しています！！！！

情報⇨https://t.co/YQBFMdBGlh pic.twitter.com/hGYq1ca3dI

— YAE (@yae_1005) 2016年9月2日

さて、小田急電鉄はその昔、首都圏でもっとも混雑した電車として知られ、ピーク時の車内混雑は、1990年頃の世田谷代田駅・下北沢駅間で208%でした。
208%って、分かりますか？
100%で定員乗車です。

私は、そんな小田急を利用させて頂いていたことがありますが、200%ですと、立っている乗客と乗客の間の隙間は完全にありません。
ホームには、到着した電車に乗り切れなかったお客さんがいるくらいです。
電車が来ても、乗れないのです。
そして、乗車している乗客もですが、人間は上半身が大きく下半身(足)が細い体をしていますので、場合によっては体が「斜め」になって立つこともあります。
そのため、ブレーキが掛かると、雪崩のように、車内通路の前方にダダダダっと身を任せて集団移動してしまうような感じでした。
当然、集団に押される立場になると、かなりの圧迫を受けます。

しかも、通常であれば町田駅・・新宿駅まで約35分の所要時間が、朝のラッシュ時で約2倍の60分も掛かったのです。
これは、もうダイヤ上で本数を増やせないなか、ギリギリの編成数なのですが、各駅停車の電車と急行とあったので、急行に乗っても、前方を各駅停車が走行しているため電車が渋滞するのですね。
特に登戸を過ぎてからはヒドくて、途中、赤信号で、何度も止まりながらノロノロと進みます。
先頭車両からは、線路の先に、先行車両の後ろがハッキリ見えるくらの距離感で走行します。
寒い冬は、乗客も「コート」や「ジャンパー」と厚手の服を着ているので、余計に車内は混雑します。
また、雨が降ると車輪が空回りするため、加速にも時間がかかり、そのたびにダイヤが乱れることとなりました。
当然、踏切は開かずの踏切にもなっていた訳です。

そのような状況を打開するために、東北沢と和泉多摩川の間となる約10kmの区間を「複線」から「複々線」にする工事を始めたのです。
複々線と言うのは、登り方向の線路が2線と、下り方向の線路が2線の合計4線路になると言う事で、各駅停車の電車と、急行・特急電車の線路を完全に分離させた感じとなります。

1989年から工事が開始され、ようやくこの2017年度に予定していた複々線工事が完了する見通しとなりました。
複々線の区間は、同時に高架化・地下化したので、踏切39箇所あったのがゼロ箇所となりました。
この複々線工事がようやく完成することになり、2018年3月より、小田急線では大幅なダイヤ改正が行われる予定となったのです。

工事は、電車を止めずに行いましたので、それはもう大変だったと存じます。
工事費用は、線路を複々線化する部分は小田急が全額負担で約3100億円。
高架にしたり地下にすることで、踏切をなくすための立体交差事業費に関しては東京都の事業であり、小田急の負担は14%で、残りの86%は東京都や自動車税などあらゆる税金が投入されています。

しかし、ピーク時のダイヤは1時間27本から36本へと増えて、ほぼ2分に1本の電車が新宿駅に滑り込みます。
そして、乗車率は160%程度まで緩和され、体と体が触れ合うこともなくなります。
また、町田・・新宿の所要時間も混雑ピーク時で20分短縮され、ラッシュのピーク時でも所要37分と大幅に短縮されることになりそうです。

ただし、日本の人口減少に伴い、小田急電鉄も今後は旅客利用数が毎年、減少していくと予想していると思いきや、このスピードアップと乗車率緩和の複々線化により、小田急では沿線に住む人口が増えて乗客数も増え、増益になると計算しているようです。

・Nゲージ(鉄道模型)相模電鉄(仮想)敷設工事開始