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いだてん「気になる次週の展開」あらすじ第16話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年
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2019年のNHK大河ドラマは
「オリンピック」を題材にした「いだてん」~東京オリムピック噺~です。
2019年1月6日(日)から(全47回・初回60分)の放送予定となります。
主役はマラソンの父・金栗四三(かなくりしそう)と水泳の父・田畑政治(たばたまさじ)です。
最初は明治から始まる中村勘九郎さんが演じる
金栗四三(かなくり-しそう)が中心となります。
また、BS4K放送では先行放送が行われます。
このシリーズでは、いだてん放送内容のあらすじ・ストーリーを掲載致します。
従って、ネタバレを含みますので、
放送を楽しみにお待ちになる方は、読まれるのを避けたほうが良いかも知れません。
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いだてん 第16話
大正3年(1914)春、
マラソン1本で生きると決めた四三は、
寄宿舎を出て播磨屋の2階に下宿することになりました。
辛作は四三に家賃は払えるときだけでかまわないと言いました。
播磨屋で「金栗四三選手愛用のマラソン足袋」を売り出したところ、
人気商品となり店は職人を増やさないといけないほど繁盛しているのです。
その礼のつもりもあってのことでした。
四三は更に足袋を改良してほしいと辛作に頼みます。
コハゼを減らしてくるぶしまでの長さにして欲しいというのです。
辛作はまた本来の足袋から遠ざかると思いながらも
試作品を作ると約束をしました。
治五郎の好意で、四三は東京高師の研究科に籍を置き、
時折体協に顔を出すほかは練習に打ち込むことになりました。
何の相談もなく進路を決めたにもかかわらず、
池部家からは仕送りをしてもらえることになりました。
この頃、ドサ回りの一座をクビになった孝蔵は、
万朝とともに新居町の宿屋にいました。
飲まず食わずでここにたどり着き、
やっと食事にありついて酒も頼んだところで、
二人とも一文無しとわかりました。
とたんに万朝は青くなりましたが、孝蔵は平然としていました。
翌日、夜が明けきらないうちに万朝はこっそりと宿を出ました。
残った孝蔵は朝食を済ませてから、金がないのだと女中に話しました。
「私ら東京の芸人で先に出たのが兄弟子でして。
支払いは済ませとくから
ゆっくり寝ていきなって兄さんそう言ったんです」
東京に戻れば仕事があるからあとで金を送る、
ダメなら下男として使ってほしい頼みましたが、
ちょうど宿場荒らしが横行していたため、すぐに警察に捕まり、
浜松の留置場に入れられてしまいました。
そこには布団などなく、夜になると皆、
ゴザを敷き古新聞をかぶって眠っていました。
孝蔵は牢名主がかぶっていた新聞を見つけ驚愕し、思わずひったくります。
黒い縁取りの中に「橘家円喬」「享年四十七」とありましたので。
この世でたった一人、自分を認めてくれた人を失って、
孝蔵は心臓をえぐられるような思いがしました。
ある朝、目覚めた四三が窓を開け、冷水浴の準備をしていると、
斜め向かいの家の窓から若い娘が顔を見せました。
「金栗さん?シマです」
以前、三島家の女中をしていたシマのことは四三の方も覚えていました。
シマは現在、ここに下宿し、ミルクホールで働きながら、
東京女子高等師範学校を目指して勉強しているというのです。
四三は治五郎、可児とミルクホールに行き、
シマが三島家を離れる決意をした経緯を聞きました。
弥彦の、いずれ日本も西洋の様に、
女子スポーツが盛んになるかもしれないという言葉に背中を押され、
シマの心は決まったという事でした。
治五郎は、IOCから届いたばかりだというカード
を四三たちに見せました。
「IOC20周年を記念して、
会長のクーベルタン自ら考案したそうだ」
そこには、五大陸の結合と
連帯を意味する五輪のマークが描かれていました。
浜松では、孝蔵が捕まったと知ったちいちゃんが、
八百庄に駆け込んでいました。
政治の兄の庄吉に、
孝蔵の身柄引受人になってほしいと頼むためです。
けれども今はそれどころではありませんでした。
政治が下痢と腹痛を起こして寝込んでいるというのです。
毎年夏には浜名湖で遠泳大会が行われ、
政治はそれに備えて練習に励み、具合が悪くなってしまったのでした。
医師の診断結果は、慢性盲腸炎と大腸カタルの併発で、
泳ぎをやめさせるように言いました。
留置場の孝蔵は牢名主にバナナを恵んでもらった礼に、
円喬の十八番だった「文七元結(ぶんしちもっとい)」を
語って聞かせましたが、サゲ(オチ)までいかないうちに
牢名主は寝てしまいました。
孝蔵が起こしてどうかと聞くと「面白くない」でした。
牢名主がいうには、
孝蔵にはどこか面白いところがあるのだが、
肝心の噺に入ると、それが消えてしまうのだというのです。
ボソボソ喋っているだけでつまらない、
面白い話は面白そうに喋れば・・というのですが、
孝蔵は納得がいかず、もう一度「文七元結」を語りなおしました。
自分が思う噺を、と腹をすえると、
だんだん興が乗ってきていつしか孝蔵は円喬の
「文七元結」を思い浮かべながら喋っていました。
孝蔵が踏み倒した宿費は、小円朝が立て替えてくれました。
釈放された孝蔵は、長かった髪を丸坊主にして、
勝鬨亭に行き、小円朝に頭を下げます。
「御恩は決して忘れません。師匠、今日からまたお世話になります」
これ以来、、孝蔵の落語は生き生きとしたものに変わりました。
この年の秋、四三はスヤと幾江に手紙を書き、
世界新記録を出したことを知らせました。
「日本陸上競技大会」で
2時間19分30秒という驚異的な速さで優勝したのです。
スヤは喜んで返事を書き、正月には帰るのかと尋ねましたが、
1日も無駄には出来ないという便りが返ってきました。
大正4年(1915)春、英国留学を終えたトクヨが東京高師を訪れ、
体協の理事たちが揃った会議の席で帰国を報告しました。
この日、治五郎はオリンピック予選の詳細を
決めなければと意気込んでいました。
しかし永井や岸は、予算不足と前回の惨敗を持ちだして
取り合おうとしませんでした。
トクヨにもオリンピックに選手を派遣すべきか聞かれ、
議論する意味なし、と答えました。
この前年、オーストリアによる
ボスニア占領・統治に反感を抱いたセルビア人青年が
フランツ・フェルディナント大公と妻
ゾフィを暗殺する「サラエボ事件」が起きました。
これをきっかけに欧州は、
イギリス、フランス、ロシアを中心とする連合国と
ドイツ、オーストリアの中央同盟国に二分され、欧州戦争、
のちに第一次世界大戦と呼ばれる戦乱の真っ只中にありました。
戦火を潜り抜けて帰国を果たしたトクヨは、
欧州はオリンピックなど開催できる状況ではないと断言します。
日本はドイツに宣戦布告しており、
オリンピックに参加するとなれば
選手は敵国に赴くことになります。
「関係ない!政治とスポーツは別だ」
治五郎は立ち上がって力説しました。
オリンピックは平和の祭典であり、
スタジアムは聖域です。
今回は、東京高師徒歩部の四三の後輩たちも
オリンピックを目指しており、
水泳やテニスにも有望な選手がいます。
「国家だろうが、戦争だろうが、
若者の夢を奪う権利は誰にもないんだよ」
この日、四三が練習を終えて帰宅すると、
なんとスヤが待っていたのです。
幾江に勧められて四三に会いに来たのでした。
スヤは熊本の名物「いきなり団子」を土産に作ってきました。
それを喜んで食べていたかと思うと、
四三はだしぬけに言います。
「帰って。郷里も妻も忘れて祖国んために走ろうと思っとる。
だけん、俺の気ぃば散らさんといて」
スヤが茫然としているうちに、
四三はまた走りに出かけてしまいました。
その後すぐにスヤは熊本に戻りました。
迎えた幾江はスヤを連れて金栗家に乗り込み、
実次に怒りをぶつけました。
「嫁ば泊めんで追い返すとは何事か!なんかアンタン弟は!
何様のつもりか!」
こうまでして練習に励んだ四三だったが、この年の6月、
衝撃的な事実を知ることになりました。
ベルリンオリンピックの中止が決定したのでした。
気になる次週の展開、第17話は、準備ができ次第、別記事にて掲載させて頂く予定です。
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<15話>
いだてん「気になる次週の展開」あらすじ第15話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年
<17話>
いだてん「気になる次週の展開」あらすじ第17話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年
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