いだてん「気になる次週の展開」あらすじ第12話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年

いだてん

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2019年のNHK大河ドラマ
「オリンピック」を題材にしたいだてん」~東京オリムピック噺~です。
2019年1月6日(日)から(全47回・初回60分)の放送予定となります。
主役はマラソンの父・金栗四三(かなくりしそう)と水泳の父・田畑政治(たばたまさじ)です。
最初は明治から始まる中村勘九郎さんが演じる
金栗四三(かなくり-しそう)が中心となります。
また、BS4K放送では先行放送が行われます。
このシリーズでは、いだてん放送内容のあらすじ・ストーリーを掲載致します。
従って、ネタバレを含みますので、
放送を楽しみにお待ちになる方は、読まれるのを避けたほうが良いかも知れません。


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いだてん 第12話

マラソン競技当日、熊本の金栗家にはスヤが夫の重行とともに訪ねていました。
スヤはどうしても四三に食べて欲しいと生きのよい鯛を持参しましたが、
スウェーデンまでは送るのに2週間もかかるので到底送れず、
それならばということで、近所の人々を呼んで
皆で食べて四三を応援しようと、台所を借りて鯛をさばき始めたのでした。
マラソンのスタート時間は午後1時半でした。
四三は余裕をもって11時にホテルを出ました。
大森は医師から絶対安静を言い渡されていましたが、
安仁子の制止を振り切って四三に同行しました。
2人は市電に乗りましたが、間違えて見知らぬ停留所に降りてしまいました。
ふと見ると、大森は酷く咳き込み、へたりこんでしまっていました。
四三は見かねて大森を背負って歩き出しました。
何とかスタジアムにつき、慌てて支度をしてグラウンドに出ると、
強い日差しが容赦なく、四三を照らしました。
スタートラインでは、
一列に並びきれない選手たちが押し合いへしあいし、
四三が足袋のコハゼを留めるやいなやスタートとなりました。
スピードでスタートを切り、
出遅れた四三はいきなり最下位となってしまいます。
観客席から治五郎、大森、弥彦、田島が見守る中、
トップと四三の差はどんどん開いていきました。
でも、大森は冷静でした。
「焦ることはない。世界記録を出したのんだ、堂々と走りたまえ」
と治五郎もつぶやきました。
四三は最後尾のグループでスタジアムから大通りへと飛び出しました。
気温は30度を超え、舗装路からは熱気が跳ね返ってきます。
けれども林道に入る頃には
四三は出だしで飛ばしすぎた選手たちを追い抜き始めました。
この時日本は夜の11時過ぎでした。
そんな時間に孝蔵は浅草から日本橋方面へと
誰も載っていない車を引いていました。
走りながら落語の「富久」の稽古をしているのです。
初高座の演目は「富久」に決めましたが、
どうも稽古に気持ちが入りません。
そこで孝蔵はまた清さんから車を借りて
引きながら稽古をしようと思い立ったのです。
もともと円喬が車の上で語るのを聞いて「富久」を覚えたのだから、
同じように車を引けば、上手く行くと思ったのでした。
思惑どおり、孝蔵の語りはどんどん調子が上がっていきます。
四三の方も懸命に走るうちに手ごたえを感じ始めていました。
こりゃいけるばい!と思っていましたが、
高温に体力を奪われた四三は幻覚を見始めてしまいます。
坂の道を越えると、目の前に故郷のミカン畑が広がり、
実次やシエが旗を振って応援してくれるのが見えました。
坂を下ると、今度は東京高師前の坂道の光景が見えて、
学友や清さんたちの声援が聞こえる気がしました。
皆の声に応えて走っていたはずでしたが、
四三は足がもつれよろけてしまいます。
とたんに現実に引き戻されます。
山道で灼熱の太陽に照らされ、四三の視界がぐらつきました。
「カナクリサン!」
それはダニエルの声でした。
沿道から内田公使と一緒に応援してくれています。
「なんも考えんと、ただ走ればよか!!」
スタジアムの観客席では、治五郎たちが退屈していました。
当時はテレビもラジオもなく、選手たちがコースに出ると、
レースの様子を知る手立ては、
スタジアム内に立てられた2本の旗竿しかありませんでした。
そこに1位、2位の選手の国旗が立てられ、
順位が変わるたびに差し替えられますが、
日の丸がはためくことはなく、
治五郎たちはただ旗竿を見つめ続けるしかありませんでした。
長い上り坂の途中で、四三は立ち止まっていました。
他国の選手たちに次々と追い抜かれ、脚に激しい痛みを感じて、
肩で息をしていると四三の耳に少年の声が響きました。
叫んでいるのは坂の上に立つ幼い日の自分でした。
「「スースー、ハーハー」と2回ずつ吸うてはいてみんか。
楽うに走れるけん!」
そう言い残して少年の四三は駆けていきます。
何とか息を整えて四三は再び走り出します。
折り返し地点のソレンツナ教会に近づくと、
一足先に折り返したラザロが坂を下りてくるのが見えました。
ラザロは笑顔で四三に向かって手をあげ走り去りました。
四三も折り返して下り坂に入ると、どんどんスピードを上げていきました。
やがてラザロの背中を捉え、二人は激しいデットヒートを繰り広げます。
競り合うちに給水所が近づいてきましたが、
四三はダニエルが差し出した水を受け取らずに駆け抜けていきました。
ついに四三はラザロを追い抜きました。
しかし、日差しを遮っていた樹木が途切れると、一気に疲労が襲ってきました。
手にも足にも力が入らず、体が言うことを聞きません。
脚には激痛が走り、胸が苦しくてたまりません・・・。
するとまた、少年時代の自分が姿を現しました。
四三は力尽きて歩き出します。
見れば、足袋の底が破れていました。
「脚の痛かね。苦しかね」
少年の自分に問われて四三は頷きました。
すると少年は諦めたような表情を浮かべて二股に分かれた道の、
左の茂みの方へと向かいます。
四三はふらふらとそのあとを追いました。
この日のレースは選手の半分が完走できない過酷なものとなりました。
1着、2着は南アフリカ、3着はアメリカの選手で、1着のタイムは
四三の羽田での記録より4分も遅いものでした。
治五郎たちは最下位だという選手のゴールを見届けましたが、
四三はまだスタジアムに戻っていませんでした。
棄権かと思われましたが、弥彦が調べてきたところによると、
棄権者の中に日本人はおらず、病院に搬送された選手の名簿にも
四三の名前はありませんでしたが。
ゴールせず、棄権もしていないならば、まだ走っているのだろうと判断し、
治五郎たちは待ち続けることにしたのです。
其のころスヤは金栗家の囲炉裏端で眠っていました。
近所の人々と宴会を開き、皆の応援を四三に届けようと
「自転車節」を歌い続けましたが、
いつの間にか疲れて寝てしまったのでした。
客は帰り、残っているのは重行と実次だけでした。
「・・・ばっ!四三さんは!?どぎゃんなりましたかね」
目覚めたとたんにそんなことを言うスヤに
実次は明日かあさっての新聞に載るまで分からないと笑って答えました。
スタジアム内や病院を探しても四三の姿はなく、
治五郎、弥彦、大森、田島は憔悴してホテルに戻りました。
すると四三は既に自分の部屋のベットにいたのでした。
「何をしているんだね君は!寝てるとは何事だ!」
田島は激怒し、四三は泣きながら詫びました。
「すいまっせん、自分でも分らんばってん・・・負けは負けです」
どうやって帰ってきて、ここで寝ているのか分からないと四三は言い、
ダニエルが事情を説明しました。
内田とダニエルがホテルに連れて帰ったのですが、
四三にはその記憶さえなかったのでした。

気になる次週の展開、第13話は、準備ができ次第、別記事にて掲載させて頂く予定です。

いだてん~東京オリムピック噺~出演者キャスト速報


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いだてん「あらすじ・ストーリー」第11話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年
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