いだてん「気になる次週の展開」あらすじ第14話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年

いだてん

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2019年のNHK大河ドラマ
「オリンピック」を題材にしたいだてん」~東京オリムピック噺~です。
2019年1月6日(日)から(全47回・初回60分)の放送予定となります。
主役はマラソンの父・金栗四三(かなくりしそう)と水泳の父・田畑政治(たばたまさじ)です。
最初は明治から始まる中村勘九郎さんが演じる
金栗四三(かなくり-しそう)が中心となります。
また、BS4K放送では先行放送が行われます。
このシリーズでは、いだてん放送内容のあらすじ・ストーリーを掲載致します。
従って、ネタバレを含みますので、
放送を楽しみにお待ちになる方は、読まれるのを避けたほうが良いかも知れません。


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いだてん 第14話

大正元年(1912)秋のある日、孝蔵は谷中の諏訪神社の境内で
円喬にネタを聞いてもらっていました。
ベンチに座って語る孝蔵の噺を車の上から聞き、
唐突に尋ねました。
「時に美濃部君は売れたいのかね」
「売れたくねえ奴はいませんよ」
「そんなら旅にでもでてみるかい」
その後寄席に行くと、孝蔵は席亭から事情を聞かされました。
「小円朝師匠は知っているね。若えもん。
人貸してくれって言われたんだよ」
孝蔵は、初高座で「富久」をしくじってしまったから、
てっきり円喬からお払い箱になると思っていましたが、
席亭からはむしろ、偏屈で知られる円喬が孝蔵のことを
買っていると言い聞かせたのでした。
確かに孝蔵は、神社でのけいこ中にも円喬から褒められていました。
「芸はまだまだだが、お前さんにはフラがある。フラっているのはね」
諏訪神社は線路わきにあり、ちょうど山手線が通ったため、
円喬の言葉はかき消されてしまいました。
「フラ」がなんであるのかもわからないまま、
孝蔵は小円朝とその弟子の万朝と旅に出ることになりました。
出発の日は新橋駅で清さんと小梅が見送ってくれました。
円喬はこの日も忙しく、来るはずはないと孝蔵は思っていました。
ところが、発車の鐘が鳴りだした頃に
よたよたと円喬がホームをかけてきました。
小梅を乗せて車を引く清さんと一緒に円喬も走ってはみたのですが、
息が上がってぎりぎりの到着になったのでした。
円喬は小円朝に大事な弟子を貸すからには一回り大きくして返せと
言い、孝蔵には高級たばこの「敷島」を3箱投げつけました。
電車が動き出し、清さんが反対側のホームに目をやると、
上がり電車から帰国した四三が降りてくるのが見えました。
4ケ月前のオリンピックへの出発の日、四三は盛大な見送りを受けました。
だがこの日、出迎えに来たのは可児と野口、橋本だけでした。
四三は、治五郎はヨーロッパ視察をしてから帰国する旨を伝えました。
帰国の旅の間に明治天皇が崩御し、年号は大正に変わっていました。
「大喪の礼」が済んで間もないため、
四三が久しぶりに見る東京は自粛自重のムードが漂っていました。
でも、仲間たちは明るく迎えてくれて、
寄宿舎でオリンピックの報告会が開かれました。
四三は緊張して敗戦の弁を語り始めましたが、
血のにじむような努力を間近で見ていた学友たちは四三を責めず、
温かく受け止めます。
その中に一人、四三に厳しい質問をぶつける者がいました。
永井の弟子で、東京女子高等師範学校(東京女高師)で
助教授を務める二階堂トクヨでした。
敗北の原因を問われ、胸の奥にしまって黙ろうとする四三に対して、
それではダメで敗北から学ばなくては意味がないと永井は叫びました。
けれども四三にとっては、
4年後のベルリンオリンピックで雪辱を果たすことの方が
重要だったのでした。
「明日から粉骨砕身してマラソンの技ば磨こうと思ッとります!」
固い決意に拍手が起こりましたが、
永井は憤慨して席を立ち、トクヨも後に続きました。
四三は、早速トレーニングを再開し、ノートの表紙に「今度こそ勝つために」
と書いて次の項目を記しました。
「舗装路対策」
ヨーロッパでは舗装路を走ることになり、
慣れていないと足腰にきます。
四三はコンクリート張りの井戸の床の上で
足踏みすることにしました。
「出だしのスピード」
海外選手たちは短距離走の様なスピードでスタートを切っていました。
そこで四三は40-50メートル間隔で立つ電信柱を見つけ、
最初の5本分は軽く流し、
次の5本は全力疾走ということを繰り返し、
速度の変化に体を慣らすことにしました。
名付けて「電信柱練習法」です。
ある日、トクヨがまた寄宿舎を訪ねてきました。
永井とともに四三と話をするためでした。
永井は四三がストックホルムに行っている間に、
「学校体操教授要目」という原稿を書き上げていました。
肋木とスウェーデン体操を基盤とした健康で強靭な肉体づくりを
まとめたもので、
これをもってトクヨと全国の学校を回る予定だったそうです。
ところが、トクヨは文部省の要請で英国に3年間留学することになり、
自分の代役として四三の名をあげました。
永井は、大森が記した「オリンピック式陸上運動競技法」に触発されて、
自ら原稿を書き、全国に広めようと決意したのでした。
ストックホルムのマラソンでは優勝候補の四三も含め、
約半数が棄権し、死者まで出る有様でした。
理想ばかり追い求め、地に足がついておらず、
このまま4年後も出るとなるとこれは暴挙である・・・。
四三は可児にこの件を話したところ、
可児は永井こそ暴挙だというのでした。
思い込みの激しい永井は、小学校を訪れると、
体操器具や遊具をハンマーで壊し、
肋木を設置するように命じ、問題となっているというのです。
そんな永井が書いた「学校体操教授要目」では、
短距離走と共にマラソンは
「遊戯」の一つとして軽く触れられている程度でした。
可児は四三に、体協が現在混乱状態にあることも話しました。
治五郎は可児が把握していた以上に多額の借金をしており、
オリンピック後に、
債権者が校長室に詰めかけて大騒動になったのだと言いました。
大正元年11月、トクヨは英国留学に旅立ち、
翌大正2年(1913)2月には弥彦が帰国しました。
弥彦は迎えた天狗倶楽部の面々に銀行員になると語ります。
弥彦のいないうちに、
日本のスポーツ界にも変化が生じていました。
軍部が「兵式体操」を推奨して
競技スポーツを軽視する風が強まり、
天狗倶楽部が愛する野球は非難の対象となっていました。
「野球は賤技なり、
故に姑息なアメリカ人には適するが日本男児には向かない」
そう新聞に書きたてられるほどでした。
弥彦はこれに怒り、
スポーツ大国であるアメリカに渡ろうと決めるのでした。
「兄貴に頼んで横浜正金銀行のサンフランシスコ支店へ行こう。
アメリカが強い理由を見極めてやる」
3月にようやく帰国した治五郎は、体協の会合に出席しました。
すると、治五郎の席が撤去されており、上座に座った永井から、
新任の理事だといって岸清一(きしせいいち)と
武田千代三郎(たけだちよさぶろう)を紹介されました。
治五郎の借金の返済と体協の財政の立て直しを弁護士である岸が
一手に引き受けたのだという事でした。
武田は副会長に就任し、治五郎は愕然とするばかりでした。
其のころ、四三は熊本にいました。
実次から一度帰ってくるようにと手紙が届いたからでした。
家に着くと四三はわけも聞かされずに池部家に連れていかれました。
客間に通されると、実次が来年東京高師を卒業したら、
熊本で教員になるようにと言い出したのでした。
「所帯ば持たんといかん。四三、今から見合いばしてもらう」
唖然としているうちに相手が入ってきました。
四三の目の前に現れたのはなんとスヤだったのでした。

気になる次週の展開、第15話は、準備ができ次第、別記事にて掲載させて頂く予定です。

いだてん~東京オリムピック噺~出演者キャスト速報


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