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いだてん「気になる次週の展開」あらすじ第10話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年
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2019年のNHK大河ドラマは
「オリンピック」を題材にした「いだてん」~東京オリムピック噺~です。
2019年1月6日(日)から(全47回・初回60分)の放送予定となります。
主役は前半と後半で2人で、最初は明治から始まる
中村勘九郎さんが演じる金栗四三(かなくり-しそう)が中心となります。
また、BS4K放送では先行放送が行われます。
このシリーズでは、いだてん放送内容のあらすじ・ストーリーを掲載致します。
一部、ネタバレとなりますので、
放送を楽しみにお待ちになる方は、お読みになるのを避けたほうが良いかも知れません。
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いだてん 第10話
ストックホルム到着の翌日、四三はスウェーデン人ガイドのダニエルと
マラソンコースの下見をしました。
その後はスタジアムで弥彦とともに現地の記者から取材を受けました。
日露戦争の勝利のためなのか、
日本人選手に対する注目度は四三たちの想像をはるかに超えていました。
丁度その時、ポルトガル代表のラザロという選手も取材を受けていました。
日本同様にポルトガルもオリンピック初参加であり、
ラザロは勝つか死ぬかどちらかだと覚悟を語っていました。
この日四三は治五郎に手紙に書きました。
「三島さんも私も明日から本格的な練習を開始します。
日本スポーツ界の黎明の鐘となるべく
本番までの一か月半気を抜かず乗り切る所存です。」
慣れない白夜のために四三も弥彦も睡眠不足でしたが、
翌日からトレーニングを開始しました。
四三は坂道を中心に3里から4里を一人で繰り返し走るという
練習を行いました。
途中、他の選手とすれ違うたびに四三は孤独を感じていました。
他の国は一つの競技につき複数の選手がいて、
互いに批評しあっていました。
それならば練習の効果を確実に上げられるだろうと
四三は羨ましかったのでした。
また、西洋の選手との体格差にも、
劣等感を覚えざるをえませんでした。
練習後、ホテルに戻った四三は大森夫妻からマラソンに加えて
1万メートル走にも出場してはどうかと勧められました。
弥彦も100メートル、
200メートルの他に400メートル走にも出場するそうです。
弥彦はマラソンの練習にもなり、レースにも慣れるだろうと言い、
四三はこれに同意しました。
大森は弥彦にこの日の練習に出られなかったことを詫びました。
ストックホルム到着後も大森の咳は続いていました。
大森は翌日も練習には出られず、
弥彦は連日、大森が書いた練習メニューのメモを安仁子から受け取り、
それを一人でこなすほかありませんでした。
マラソンに至っては、大森の専門外であるため、
四三は練習メニューさえ組んでもらえず、
孤独に走り続けるしかありませんでした。
そうするうちに、アメリカ、フランス、イギリス、ロシアなどの選手団も
現地入りをしてスタジアムへ練習にくるようになりました。
ある日、ロッカールームでラザロが
四三が履いている足袋に興味を示し、見せて欲しいと頼んできました。
足袋は職人が履くものだと伝えようと
大工が釘を打つしぐさを四三がしてみるとラザロが驚きます。
実は、ラザロは国で大工をしており、
貧しくて電車に乗ることが出来ず、
いつも走って移動していたところ、
マラソン選手にスカウトされたのでした。
電車に乗らず、韋駄天通学を続けてきた四三は親近感を覚え、
ラザロに替えの足袋をプレゼントしました。
他国の選手たちも世界記録を出した四三が履く足袋に興味津々で、
四三を質問攻めにして足袋が欲しいとせがみました。
そこで四三は辛作に電報を打ち、
至急追加で足袋を送ってほしいと頼みました。
6月15日、四三はホテルで
絶望的な状況を治五郎に知らせる手紙を書いていました。
「練習を開始して12日目。とうとう誰も部屋から出てこなくなりました。
この度の大会は日本人にとって最初で最後のオリンピックになるでしょう。
黎明の鐘は鳴りません」
弥彦は孤独な練習の中で
西洋人の選手のスピードの差を思い知らされ、
すっかり自信を喪失していました。
練習に来ない弥彦を心配して、四三が様子を見に行くと
白夜に耐えかねて黒いカーテンを閉め切った部屋の
クローゼット中から弥彦が現れました。
更に四三の存在も弥彦を苦しめていました。
世界記録を持つ日本人として注目されるのは四三ばかりで
やっと自分の記事も新聞に載ったと思えば、
四三の記事に間違って弥彦の写真が使われただけでした。
四三は大森夫妻の部屋に向かい
「監督と話ばさせてください。三島さん相当参っとるようです」
安仁子が止めるのを振り切って部屋に入ると、
げっそりと痩せた大森が苦しそうに咳き込んでいました。
廊下に出ると、弥彦の部屋のドアが開いており、
光が漏れていました。
気になってのぞくと、
弥彦が窓枠に足をかけて今にも飛び降りそうになっていました。
四三は部屋に駆け込み、必死で弥彦を引き戻しました。
「われらの一歩は日本人の一歩たばい!
なあ三島さん、速かろうが遅かろうが我らの一歩には意味があるったい」
「すまん、ありがとう金栗君」
弥彦は涙ながらにうなずきました。
この事件以来、四三は弥彦の練習にも付き合うようになり
二人は大森からのメモを頼りに試行錯誤を続けました。
そうするうちに弥彦は徐々に痛快男子ぶりを取り戻し、
新品のスパイクを買って
前向きに練習に取り組むようになりました。
大森も回復の兆しを見せ、
ようやくグラウンドにでてこられるようになりました。
6月23日、夏至を迎えたストックホルムでは日が暮れず、
夜が全くなくなりました。
この季節、スウェーデンの人々は広場に出て柱を立てて
踊りあかす「夏至祭」を楽しみます。
ホテル内にも毎晩音楽や嬌声が響き渡り、
四三も弥彦も閉口していました。
ある夜、耐えきれなくなった四三は、
弥彦と共にホテルの食堂に向かいました。
そこでは集まった人々が楽団の演奏で
歌ったり踊ったりして盛り上がっていました。
静かにして欲しいと頼むつもりで声をかけたのですが、
四三は日本の歌を歌ってほしいと求められてしまいます。
人々からはやし立てられ、四三は君が代を歌いだしました。
弥彦にも歌うように目で促し、
2人で歌い終えると静寂の中に誰かの拍手が響きました。
人垣が割れて姿を現したのは治五郎でした。
「すばらいい。まさかこのような大歓迎をうけるとはね」
勘違いした治五郎は上機嫌でした。
治五郎は自分の部屋に四三と弥彦、大森夫妻、内田公使を呼び、
四三には清さんから預かってきた足袋を、大森には製本した
「オリンピック式陸上運動競技法」を渡しました。
これ大森は涙を浮かべました。
内田は開会式のプログラムを持参していました。
日本はイタリアの次の入場との事でした。
プラカードの表記について、治五郎は大森に意見を求め、
「JAPAN」でいいだろうと大森が言い、
治五郎も同意しましたが、四三は納得がいきませんでした。
「「日本」でお願いします。そうでなければ私は出ません」
「JAPAN」は英国人がつけた呼び名であり、
自分はあくまでも日本人なのだと四三は譲りません。
「読めなきゃ意味がないんだよ。
東洋の日本が国際大会に参加することを
世界の人々に知らせる必要があるんだよ」
大森はそう主張し、安仁子と弥彦も加わって4人はもめました。
その様子から治五郎はようやく不穏な空気を感じ取ることができました。
オリンピック開幕まであと1週間でした。
第気になる次週の展開、11話は、準備ができ次第、別記事にて掲載させて頂く予定です。
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<9話>
いだてん「あらすじ・ストーリー」第9話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年
<11話>
いだてん「あらすじ・ストーリー」第11話~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年
<他のあらすじ>
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