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いだてん「気になる次週の展開」あらすじ第4話 ~東京オリムピック噺~ NHK大河ドラマ2019年
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2019年のNHK大河ドラマは「オリンピック」を題材にした「いだてん」~東京オリムピック噺~となります。
2019年1月6日から(全47回・初回60分)の放送予定で、主役は前半と後半で2人となり、最初は中村勘九郎さんが演じる金栗四三(かなくり-しそう)となります。
BS4K放送では先行放送が行われます。
このシリーズでは、いだてん放送内容のあらすじ・ストーリーを掲載致しますが、一部、ネタバレとも言えますので、放送が楽しみな方は、読まないほうが良いかも知れません。
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いだてん 第4話
明治43年10月、東京高師の恒例行事である
「秋の長距離競争会」の日が来ました。
意気込む四三でしたが、レース直前に用を足したくなり、
立小便をしているうちにスタートの号砲が鳴って、
いきなり出遅れてしまいます。
しかしいざ、走り出すと四三は「すっすっはっは」の呼吸法で
他の生徒をごぼうぬきしていきます。
途中で草鞋のひもが解けると裸足になり、
そのまま六里の道を走り切って
見事三着でゴールしたのでした。
表彰式で四三は治五郎から銅メダルを受け取ります。
「君は予科か」
「はい!」
たったこれだけの会話でありますが、
子供時代からあこがれ続けてきた人に
言葉をかけてもらえて四三は感激していたのでした。
この出来事を四三は郷里の家族に手紙で知らせました。
ついに東京で熱中できるものを見つけることができ、
四三は高揚していました。
「走ることが楽しくて仕方がありません」
手紙の返事が故郷から届くと内容は、
実次の厳しい言葉が並んでいたのでした。
「思い違いをしている。体の弱いお前を東京に行かせたのは、
勉強をさせるため。駆けっこに熱中しろとはいっていない」
家族にとって自分は今でも体の弱い子供なのかと心底落胆します。
そんな四三の脳裏にスヤの言葉がよみがえります。
「丈夫な体ば、お国のために使うか、自分のために使うか、
決めるとは四三さんたい。自由ったい」
そして四三は今後も走り続けようと決めるのでした。
そして自分なりに勝つためのポイントをノートに書きだします。
「その一 排便ばする」
スタート直前に尿意を我慢できなくなりそのせいで出遅れました。
「その二 わらじは好かん」
競走会ではわらじの紐が解けました。
そもそもわらじは足に食い込むので、走るのには向いていません。
けれども裸足では砂利道お走るのはつらいです。
「その三 スタミナ」
競走会では坂道で二着の選手を抜くチャンスがありましたが、
スタミナが足りずに抜き切れませんでした。
この点に関しては
四三は柔道部員の徳三宝を見習うことにしました。
徳は驚くほどの大食漢ですが、
柔道の稽古の量も人並外れていたからです。
こうして四三は本科生となり徒歩部に入り、
他の部員を圧倒していきます。
放課後は橋本三郎(はしもとさぶろう)や
後輩の野口源三郎(のぐちげんざぶろう)
ら、部の仲間たちと豚鍋をつついて
スタミナの補充に努めるようにしていました。
けれども、この頃になっても
履物の問題は解決していませんでした。
当時はまだ日本製の運動靴がなく
輸入品は高級で四三には手が出ませんでした。
昭和35年、
志ん生が自宅のテレビで
ローマオリンピックの特別番組を見ていると
縁側から一人の娘が上がりこんできました。
「すごいよね、アベベ!はだしで走ったんでしょ?
東京オリンピックにも来るかな」
娘は名前を知恵(ちえ)と言い、志ん生と面識がありました。
五りんが初めて弟子にしてほしいと志ん生宅を訪ねてきた時、
付き添ってきていたのでした。
四三は大塚仲町にある「播磨屋」という店を訪れていました。
播磨屋は明治35年(1902)、職人の足袋を中心に、
手甲、脚絆、猿股などの製造販売を行う専門店として、
東京高師近くで創業しました。
走るのに最適な履物を求めていた四三は
足袋で走ることを思いついたのです。
店主の黒坂辛作(くろさかしんさく)から
足袋を買って走ってみると快適で
砂利道でも痛くなかったのでした。
明治44年(1911)の10月6日、
治五郎はストックホルムオリンピックの参加選手選抜の為の
予選会開催を大々的に発表しました。
四三は新聞でそれを知り、
「マラソン競技は25マイル」という見出しに
釘付けとなりました。
25マイルと言えば10里で、
日本橋ー横浜間に相当する距離であり、
四三にとっては未知の領域でした。
だからこそ四三は、挑戦したいと思ったのでした。
四三がでるならばと橋本、野口も予選会出場を決めました。
3人は予選会に向けて「脂抜き走法」に取り組み始めました。
これは、明治から大正にかけて
長距離走者の圧倒的な支持を受けて
いた練習法であり、できるだけ汗をかいて体内の水分を出し、
体を軽くして走るというものでした。
四三たちは徹底的に水分を絶ちました。
食事の際はお茶も飲まず、
みそ汁は具だけを食べて、走り込みのあとでさえ、
唾をのんでのどの渇きに耐えました。
この頃、治五郎はオリンピック予選会の準備に追われており、
羽田の競技場づくりは
大日本体育協会理事の大森兵蔵(おおもりひょうぞう)
の指導に従って進めていました。
大森はアメリカに留学しYMCAで体育を学んでいて、
陸上トラックに見識がありました。
留学中に出会ったアメリカ人女性と結婚しており、
妻は日本名の「安仁子(あにこ)」を名乗っていました。
脂ぬき走法を始めて六日目、
野口と橋本は耐えきれずに水を飲んでしまいます。
それでも四三だけは懸命にこらえ続けたのでしたが、
八日目に体に異変が生じてしまいました。
寄宿舎の風呂場で冷水浴をしたあと、気を失ってしまいました。
仲間たちに支えらえて、食堂に運び込まれると、
四三はいきなり台所で砂糖水を作り、
立て続けに三杯も飲み干しました。
更に徳が食べていた蜜のかかったかき氷も
奪って食べてしまいました。
体調は瞬く間に回復し、
四三はこの出来事から新たに
「自然に従え」ということを学びました。
脂抜きの苦しさは人間の生理的欲求に逆らうものです。
食べたいから食べる。走りたいから走る。
欲求通りに行動するのが最良であると
四三は思い知らされたのでした。
迎えたオリンピック予選会の11月19日、
四三、野口、橋本ら徒歩部の面々は
曇天の羽田の海岸近くをさまよい歩いていました。
「・・・野口くん、ここさっきも通ったばい」
「すいません」
あろうことか、四三たちは迷子になってしまったのでした。
気になる次週の展開、第5話は、準備ができ次第、別記事にて掲載させて頂く予定です。
・いだてん~東京オリムピック噺~出演者キャスト速報
・古今亭志ん生の解説 美濃部りん・美濃部美津子も
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